お知らせ

国立大学法人長崎大学、国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校、下関市立しものせき水族館との共同研究により、シマキンチャクフグの毒性を解明!

この度、国立大学法人長崎大学、国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校、下関市立しものせき水族館の共同でフグ科シマキンチャクフグの毒性を初めて解明することができました。

シマキンチャクフグは小型のフグ科魚類で、カワハギ科のノコギリハギが本種そっくりに擬態していることからも、本種が毒を持つと考えられてきましたが、どのような毒をもつのかについてははっきりわかっていませんでした。
そこで、長崎大学、国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校、下関市立しものせき水族館の3機関が共同で研究を進めた結果、フグ毒として知られているテトロドトキシン(TTX)とサキシトキシン(STXs)も持っていることが明らかになりました。

シマキンチャクフグは、インドから太平洋にかけて広く分布していますが、本種の毒性が明らかになったのは初めてです。

 

掲載誌

Toxins (doi:10.3390/toxins12070436)

 

論文名

Co-Occurrence of Tetrodotoxin and Saxitoxins and Their Intra-Body Distribution in the Pufferfish Canthigaster valentini

 

著者

朱 鸿辰 1・園山貴之 2・山田実紗子 1・高 威 1・辰野竜平 3・高谷智裕 1・荒川 修 1

(1長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科、2下関市立しものせき水族館、3国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校)

 

※TTX・・・フグ毒として有名で、ナトリウムチャンネルを選択的に阻害し、刺激の伝達を妨げることで知られています。

※STX・・・麻痺性貝毒の主成分で、渦鞭毛藻が生成していることが知られています。

2020年07月06日