イルカ・アシカ情報

第182回 イルカのコミュニケーション

 イルカやクジラの仲間は、聴覚、視覚、触覚が発達しており主にこれらを用いてコミュニケーションをとるといわれています。そして、イルカたちが行う様々なコミュニケーション方法の中でも私たちがはっきりと目で観察できるものがあります。それは私たちのボディタッチにあたる「触覚によるコミュニケーション」です。

 触覚によるコミュニケーションの一つに“ラビング”と呼ばれる行動があります。ラビングとは、胸ビレで相手の体を触り、片方もしくは両方の個体が動くことで体が擦られる行動です。この行動は、個体同士の結び付きを強化するために用いられる親和的行動の側面もあると考えられています。親和的行動とは、喧嘩などで悪化した関係性を回復させたり、仲直りのような役割をしたりするともいわれている行動のことです。

 

 これがその時の様子です。とても可愛らしくなんだか気持ちよさそうな様子ですよね。

 現在、海響館のプールでは5頭のおとなのイルカと2頭の赤ちゃんイルカが生活しています。皆さんも1階の水中観覧面からイルカを見るときには、イルカたちがどのようにコミュニケーションをとっているのか注目してみてください。

 

海獣展示課

髙木陽友美

2017年07月13日