イルカ・アシカ情報

第166回 「食事の管理」

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これが一体何のグラフかわかりますか?
実は、バンドウイルカ(ラナ)が去年の11月に食べた餌の量と体重を表したグラフなんです。動物たちの健康管理を行う上で、日々の食事の管理はとても重要になってきます。毎日与えている餌は、実はとても細かく設定されているのです。
私たちトレーナーは1日の終わりに、それぞれの動物たちのその日の摂餌量(実際に食べた餌の量)を毎日餌の種類ごとにグラム単位で記録しています(2016年1月現在で計26頭)。そして、週に一度体重測定を行い、過去の体重のデータや推移、年齢や食欲、季節、さらには行動から決めています。
例えば、前の週よりも体重が落ちているものの食欲がそこまで強くない場合は、餌の種類を変えることで、与える“量”は変えずに摂取する“カロリー”を増やしたりもします。何らかの原因で体調が悪い時は、採血や体温測定などを行い、その検査結果と実際の動物の行動(餌の飲み込み具合や動き、表情)の両方を見て、与える餌を変えたりもします。
それぞれの動物の餌を決めるためには、1頭1頭の毎日の観察とその記録がとても重要です。そして、細かく正確に管理することで初めて動物たちが健康な生活を送ることができるのです。

 

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海獣展示課
竹内 祥子

2016年01月29日